今日の日経に孫正義の署名入りでYAHOO!BBの意見広告(全面)が載った。「ユーザーの声は、圏外ですか。」「携帯電話市場に、もっと自由な競争を。」というもの。800MHzの帯域への参入がNTTドコモとKDDIの2社に限られそうなのに抗議していたものである。それによると9月6日に出した同じ趣旨の意見広告で総務省への「パブリックコメント」を出せることを伝えたところ数万通の電子メールが総務省に寄せられたようである。一方、YAHOO!BBには2600通のメールが来たそうだ。日経の全面広告だと1000万から1200万だから、一通のメールをもらうのに4000円くらいかかった計算だ。
 でもこの意見広告をよく見るとソフトバンクBB側の連絡先は住所のみ。どうも、意見広告に対する反応を積極的に聞こうとは思っていないようだ。それと、総務省のパブリックコメントに数万通というのは、だいぶSPAMが行ったということかな。
 この広告に対して日刊ゲンダイは早速かみついて、「孫正義のあせり」というような記事を書いていた。
 あせりかどうかは知らないが、私の意見としては、確かに孫さんがいうように「もっと自由な競争」があった方がいいと思う。