花桃
マレーシア航空370便の失踪から二週間以上、マレーシア政府は対応に追われた。
特に中国、インド、アメリカの大国が睨みを利かせるマラッカ海峡付近での出来事でそれぞれの思惑の中で緊張した日々が続いた。
乗員、乗客のこと以上に国防上の駆け引きが激しかった。
各国は人工衛星データを出したがらず、結局オーストラリア、フランスのデータからオーストラリア沖を二週間経って出してきた。
難所らしく海流の関係でいろいろなものが漂っている海域らしい。
貨物コンテナ以外で機体の一部が見つかれば、ほぼ墜落は確定するだろう。
昨日マレーシア政府ナジブ首相が出してきた証拠はイギリスが解析を進めていたデータらしい。
イギリスの人工衛星が事故当初から捉えていたデータということになる。
マレーシア政府はそろそろ幕引きにしないと通常の国家運営ができなくなるという判断だろう。
ということは、今日、全ての整えられたシナリオが我々に示されるのだろう。
しかし、謎は謎として残る。
モルジブあたりで中国の動きが見られるというネット情報がある。