今日もウクライナを巡るニュースを追いかけてみます。ロシア・プーチン大統領の主張(軍事介入はしていない、クリミアは併合しない、ウクライナを支援する)を米欧がどのように受け止めるかにかかっています。パラリンピックの開催がひかえていますので、互いに動きづらいと思います。

水面下の外交が注目されます。まさにゲーム理論の世界ですが、インターネット時代ですから互いに与えられている情報はこれまでと違い圧倒的に多いのでこれまでとは何か違うような気がします。

とにかくいろいろな思惑で煽りたがる連中を抑えることです。そういう意味ではアメリカが一番怖い気がします。

ベネズエラでも暴動が拡大していますし、トルコの反政府デモも激しくなっています。

ウクライナ:新政権、ロシアの関与促す…米独首脳が協議 - 毎日新聞

米独首脳の電話協議では、危機収拾策のたたき台を協議。ロイター通信によると、(1)クリミア半島で展開中のロシア軍部隊が黒海艦隊基地に帰還(2)現地のロシア軍兵力を1万1000人規模へ削減(3)国際監視団の受け入れ--などが話し合われた。ただしロシアは「クリミア半島で自国軍を展開していない」(プーチン大統領)との立場を取ることから、このような提案を受け入れる可能性は低い。欧米側はロシアとの協議を本格化させるための「観測気球」として位置づけている模様だ。



3月5日、ケリー米国務長官は、ロシアのラブロフ外相とウクライナ情勢をめぐり協議し、ロシアとウクライナの直接対話を促した。

[キエフ/モスクワ 5日 ロイター] -ケリー米国務長官は5日、ロシアのラブロフ外相とウクライナ情勢をめぐり協議し、ロシアとウクライナの直接対話を促した。米政府高官が明らかにした。

ロシア軍がウクライナ南部クリミア半島を事実上掌握して以降、米ロ外相が直接会談するのは初めて。

高官は「ケリー長官はロシアとウクライナによる直接対話を促した」と述べた。

一方、ロシアの通信社はケリー長官との会談後のラブロフ外相の発言として、ウクライナ政府と野党はヤヌコビッチ前政権が崩壊前に親欧米派と交わしていた2月21日の合意を堅持する必要がある、との考えでロシアと西側諸国が合意したと報じた。