動き出したようです。逃げ道のない貨幣はどこに逃げる?

ロシア、仮想通貨ビットコインを非合法化


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[モスクワ 9日 ロイター] -ロシア当局は、仮想通貨ビットコインについて、マネーロンダリング(資金洗浄)や反社会的集団への融資に使われる可能性があるとして、非合法化した。

ロシア検察総長室は2月6日、「ビットコインなど、急速に利用が広がった仮想通貨やそれを使った資金決済を、個人や合法的な組織は使用してはならない」とし、法律はルーブルを唯一の公式通貨と定めており、それ以外の物を使うのは違法と表明した。



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インドネシア、仮想通貨ビットコインの使用を禁止
2014年 02月 7日 01:41 JST
[ジャカルタ 6日 ロイター] - インドネシアは6日、仮想通貨ビットコインの使用を禁止した。中央銀行が声明で発表した。

さてビットコインですが、注目されたのは一年前のキプロスの国家破綻危機の時。多くの銀行の預金がビットコインに流れました。ここにしか流れる道がなかったのです。おかげでBITCOINは急騰。実はそのキプロス政府から警告が出されています。

[CoinDesk] キプロス当局がBitcoinのボラティリティに注意喚起、Mt. Goxの価格下落で » bitlywatch.com Posted 2月 9th, 2014

キプロス中央銀行(CBC)は2月7日、仮想通貨の相場が不安定になっていることを受け、同国の住民110万人に向けて、Bitcoinを初めとする仮想通貨は法定通貨ではなく、取り扱いに注意を要するとする内容の声明を発した。

CBCは声明で「合法であることを保証できるものを除き」キプロスの裁判権はいかなる行為も見逃すつもりはないとし、「必要な申請や免許を欠いた活動は法令違反となる」と踏み込んだ言及をしている。

別の箇所では市民に対して想通貨への投資に注意を払うよう求めた。同時に投資を決める前に「仮想通貨の使用についてあらゆる面からよく検討することを求める」と述べた。

今回の声明はMt. Goxが払戻しを停止してから1日も経たないうちに出されたところに見るべき点がある。Mt. GoxのBitcoin価格はここ数週間で最大級の変動に見舞われている。また、2013年3月に見られたBitcoin投機熱の急激な高まりはキプロスの金融危機が引き金になったと広く信じられており、キプロスは仮想通貨による危機解決の可能性のある市場の例として頻繁に引き合いに出されている。


2013年、キプロス政府は同国の苦境にあえぐ銀行を救済するために「ベイルイン(債権者側の損失負担)」の採用を決め、10万ユーロ未満の小口預金をバンク・オブ・キプロスに移管し、10万ユーロを超える分の47.5パーセントを銀行株に強制転換する策を実施した。このことは国際的な議論を呼んだ。

キプロス当局がBitcoinのボラティリティに注意喚起、Mt. Goxの価格下落で キプロス国内でも激しい憤りを呼び起こした。多くの国民がまるで政府から略奪を受けたかのようだと話した。

Bitcoinを初めとする仮想通貨が可能性のある危機解決策として登場したのはその直後のことである。

昨年11月、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で経済史を専攻するギャリック・ハイルマンはCoinDeskに対し「Bitcoinにとって最も肥沃な土地はどこか。キプロスやアルゼンチン、アイスランド、中国など、これまでに大きな財政的な混乱を経験しているか、厳重な経済統制を敷いている国だ」と話している。