パソコンを操作出来なくしつ身代金を要求するランサムウエアの被害が拡大。一方、夏ごろに脅威になっているオンライン銀行口座を狙ったマルウェアは日本での被害が増えていてターゲットにされている可能性があるようだ。

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「Tor」バックドア感染被害1日120件超、Android遠隔操作アプリの日本流入も -INTERNET Watch
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 PCやファイルを操作せきないようにして身代金を要求するランサムウェアの検出台数も8月、5769件と過去最多を記録。9月も3336件に上っている。ランサムウェアの感染被害についても、これまで日本では見られなかったが、今年5月以降に報告が入るようになり、8月には過去最多の71件の感染被害報告を受けたとしている。

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遠隔操作ウイルス事件で有名になった匿名ネットワークサービスのTORを使ったマルウェアの被害は減りつつあるようだ。
匿名ネットワーク「Tor」を悪用するバックドア「Mevade」についても、日本で大きな感染被害があった。日本での検出数は9月5日以降で22万件を超え、感染被害についても1日あたり120件以上の報告が集まったという。トレンドマイクロでは1日15件以上の感染報告があった場合に大規模感染の警戒態勢に入るが、それを大きく上回り、この四半期で最も感染被害を確認した不正プログラムだった。Mevadeの拡散は収束傾向にあるというが、Torを悪用する不正プログラムが今後も登場する懸念があるとしている。



モバイルについてはAndroidが狙われています。
 モバイルの脅威については、Androidを狙う不正アプリの総数が9月に100万種に到達。日本では“ワンクリウェア”の拡散が、正規マーケットである「Google Play」で拡大したという。一方、不正アプリの高機能化の流れもあり、2012年から存在が確認されている遠隔操作アプリ「AndroRat」がこの四半期には日本へ初めて流入が確認されたとしている。