分かるようでよくりかいできないハイブリット日蝕。それを説明するのが下の記事です。

一度の日食で「金環」と「皆既」が発生  11月3日にハイブリッド日食 | THE PAGE(ザ・ページ)

http://bit.ly/1bVc6hO

 そもそも日食は、月が太陽の前を横切ることによって起きる現象ですが、これは太陽と月の見かけの大きさが偶然にも同じだったために見られるもので、月が隠す割合によって「部分日食」「金環日食」「皆既日食」となります。金環日食と皆既日食の違いが生じるのは、地球の太陽に対する軌道が完全な円ではないことと、月の軌道が楕円であることが関係していて、月の見た目の大きさが変わってくるためです。



要するに太陽と地球の間に月が入って太陽を隠してしまうのが日食。

なぜかうまい具合に“見かけ上”の太陽と月の大きさが同じなので皆既日食が起こる。

ここまでは普通に分かる。だいたいこれで分かった気になっています。

わかった気にさせるのが学校教育ですが、このことは置いておいて。

月のみかけの大きさがわずかな間に変わってしまうかということ。

実はある地域では皆既日食が見えて、ある地域では金環日食が見られたということらしい。

問題はどうも地球が動いて(公転)いて(見た目には太陽が動いているようにみえるわけだが)、月も動いている、さらに地球は自転もしている。この三点の関係にありそうだ。

でもこの記事の軌道の表現は逆ではないか?

地球は太陽の周りを楕円軌道を描いている。月は地球の周りを円軌道で回っている。

とおもったのですが、月も楕円軌道なのですね。

月の公転は地球に対して真円ではなく、少しだけずれているので、みかけの大きさが違って見えます。

wikipediaのアニメーションgifがわかりやすいです。

月の秤動(ひょうどう)この画像は27日分の月の映像を時間を縮めて表示し、月の見かけ上の揺れ(秤動)の様子を示す。月が楕円軌道を巡り地球との距離が変わるので、見かけの大きさも変化する。

実際の映像





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