米債務上限問題、大統領の協議拒否でリスク高まる - WSJ.com

約2年前に米国の連邦政府債務が法廷上限に近づいた際、オバマ大統領は議会共和党との長く厄介な協議を行った。この協議中、オバマ大統領の支持率は過去最低まで低下した。  今回、大統領は新しい戦略を試している。債務上限引き上げをめぐる条件の交渉を拒否し、政府が債務支払いの権限を得られるかどうかは議会次第だと主張しているのだ。


まずはウォールストリートジャーナルから(残念ながら有料)

そしてロイターからはムーディーズの格付けの話題。

米債務上限引き上げ、失敗すれば政府機関閉鎖より影響大きい=ムーディーズ | Reuters

ムーディーズで米ソブリン格付けを担当する首席アナリスト、スティーブン・へス氏は「こうした短期的な出来事の結果として(格下げは)予想していない」と指摘。上限引き上げ問題や政府機関閉鎖が米国の格付けに影響を及ぼす公算は小さいとの見方を示した。

「格付けは短期的な出来事ではなく、債務のより長期的な見通しに基づいて行われる」とした。 また米国債は国際金融市場のベンチマークであり、「デフォルト(債務不履行)すれば世界的な金融問題を引き起こす」と指摘。債務引き上げ問題が行き詰った場合でも、米国は利払いを継続するとの見方を示した。

ムーディーズは米国の格付けを「Aaa」、格付け見通しを「安定的」としている。


デフォールトが起こってもという議論で、このように書かれるとかえってデフォールトの真実味が出てきます。