創造学園大学が大学に解散命令が出たのは記憶に新しいですが、もうひとつ閉校になる大学がありましたね、東京女学館大学です。

学生募集を停止し、在学生がすべてでる2016年をもって閉校になります。

それについて、その後も追ったいいレポートがありましたので紹介します。

大学が倒産詐欺? 東京女学館大学閉校問題 刑事訴訟で新局面に - 常見 陽平(アゴラ) - BLOGOS(ブロゴス)

いくら強い消費者、賢い消費者になるべき時代と言ったところで、潰れる大学は簡単には見分けられない。もちろん、財務状況など分からなくはないが、とっくに赤字で、他の事業(例えば、同じ学校法人の中学や高校)で補填している事業、そもそも財務がよく見えない大学などもあるので分からない。

今回のケースのように、学校教育法93条違反しても「やめます」と言えばそれまでなのだから、見破りようがない。

「他大に編入すればそれでいい」という意見もあったが、教育の継続、一貫性、大学への愛校心などを配慮すると、そうも簡単に言えまい。 だから、「大学も潰れる時代」という論調のどさくさにまぎれて、今回の件を放置してはいけないのだ。 告訴が今後、どのような展開を見せるのか、文部科学大臣、文科省はどう対応するのか?注目したい。 ぜひ、双方の言い分を聞いて、そのうえで判断を下してほしい。この対応が、悪しき前例となってはいけないのだ。


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