アメリカ大統領選挙もいよいよ最終局面。少しオバマがリードだけれども選挙だけは最後に下駄を履くまではわからないといいます。そんな中でとても気になるのは好戦的なアメリカがどうなるかです。

いまや私たちも対岸の火事では済まされないところまで来ています。


勝てないアメリカ――「対テロ戦争」の日常 (岩波新書)
大治 朋子
岩波書店
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著者からのメッセージ

2001年9月11日の米同時多発テロ事件をきっかけに、「世界最強」の米軍が推し進めた「対テロ戦争」。莫大な時間と戦費をかけ、人命を賭し、ベトナム戦争を上回るアメリカ史上最長の戦いとなったが、それでも勝利を宣言できずにいる。

 「あの戦争はいったい何だったのか」。そんな素朴な疑問を抱くのは、私一人ではないはずだ。本書の取材は、同じような疑問を抱く人々と一緒に謎解きをするような気持ちで臨んだ。

 なぜ超ハイテク集団の米軍が、これほど犠牲を払ってもなお勝てないのか。通常の戦争とはまるで違う、軍服を着ない武装勢力との前線のない戦い。オバマ大統領はやがて方針転換を図り、最先端技術を駆使したロボットの投入で「米兵の死なない」「安価な」戦争へと舵を切った。だがそのことが、アメリカをさらに悪循環のスパイラルへと落としめていく。

 そんな過渡期に、たまたま筆者は毎日新聞ワシントン特派員として4年間アメリカで暮らした。本書はアフガニスタン駐留米軍やアメリカ国内の基地、軍病院など15カ所以上の米軍施設を訪ね、まとめた記録だ。アメリカの追求する21世紀の戦争の形とその変化、そして戦争が生み出す「負の側面」を、できるだけ現場から鮮明に、より具体的にあぶりだそうと試みた。

 本書が同じような「素朴な疑問」を抱く人々に、少しでも参考になることがあればとてもうれしい。


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■著者紹介
大治朋子(おおじ・ともこ)東京都生まれ。1989年毎日新聞入社。阪神、神戸、横浜支局、『サンデー毎日』編集部、東京本社社会部、英オックスフォード大学留学等を経て、06~10年、東京本社北米総局特派員。現在は、同社外信部所属。02、03年の新聞協会賞をそれぞれ受賞。10年度ボーン・上田記念国際記者賞を受賞。
 著書に、『少女売春供述調書―いま、ふたたび問い直される家族の絆』(リヨン社)。
 共著に、『個人情報は誰のものか―防衛庁リストとメディア規制』(毎日新聞社)、『ジャーナリズムの条件1 職業としてのジャーナリスト』(岩波書店)。





私は絶対に戦争反対の立場です。対話こそが平和の道具です。
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