クウェート:原発断念 福島事故で安全性疑問視 - 毎日jp(毎日新聞)

日本などと原発分野で協力を進めてきたペルシャ湾岸のクウェートが昨年3月の東京電力福島第1原発事故を受けて、原発建設を断念したことが21日、分かった。地元当局者らが毎日新聞などの取材に明らかにした。世界有数の産油国クウェートは発電や海水淡水化を化石燃料に依存しており、代替策として原発導入計画を追究していた。しかし、現時点では原発の安全性を確保できないとの判断から、国家元首のサバハ首長が原子力委員会を解体した。  クウェートは1970年代に原発の研究・開発に着手した。79年3月のスリーマイル島原発事故(米ペンシルベニア州)で中断したが、その後の世界的な「原子力回帰」の流れの中で、09年3月に原子力委員会を設立。原発建設に向けた予備調査を続ける最中に福島原発事故が起きた。  

クウェートは10年9月に日本と原発に関する協力文書に署名したほか、米国やフランス、ロシア、韓国とも同様の協定や覚書を交わしている。5基前後の原発を建設して、30年までに全発電量の約20%を原発でまかなう計画だった。


賢い判断だと思います。福島第一原発の事故を見て原発に固執する人がいること事態が信じられません。未来の世代に対してどのように責任を取れるのでしょうか。