霊柩車護衛の8人 「金正恩時代の中核」=労働新聞│北朝鮮│韓国ドラマ・韓流ドラマ 韓国芸能ならワウコリア

霊柩車の右側には正恩氏、張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長、金基南(キム・ギナム)朝鮮労働党書記、崔泰福(チェ・テボク)党書記、左側には李英浩(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長、金永春(キム・ヨンチュン)人民武力部長、金正覚(キム・ジョンガク)軍総政治局第1副局長、禹東則(ウ・ドンチュク)国家安全保衛部首席副部長がそれぞれ並んだ。  

今後、この8人が中心となって北朝鮮の主要政策を協議して決定するとみられる。




このブログの解説がわかりやすくていいですね。

スパイ&テロ 金正恩の伝説づくり

この8人は、党幹部が序列順に金正恩、張成沢、金己男、それに崔泰福・最高人民会議議長(国際担当党書記)。軍人が李英鎬、金永春・人民武力部長、金正覚・軍総政治局第1副局長、禹東則・国家安全保衛部第1副部長です。  

このうち、金己男と崔泰福はともに80代の党長老で、もうあまり政治の中枢でバリバリ働く年齢ではありません。いわば長老代表で、会社でいえば「最高顧問」みたいなものですね。張成沢はさしずめ3代目若社長に仕える創業家の入り婿の副社長といったところでしょう。  

また、人民武力部長の金永春は軍部の名目トップではありますが、総参謀長の後ろを歩いていたことからもわかるように、こちらも実力トップではなく、名目上のトップにすぎません。会社でいえば名誉会長みたいなものでしょうか。軍部を仕切るのは李英鎬(会社でいえば専務取締役兼経営戦略本部長みたいな感じ)だということが、この並びではっきり示されています。  

金正覚と禹東則はコワモテ代表ですね。金正覚は軍の思想統制部門のボス、禹東則は拙ブログ常連ですが、秘密警察のボスですね。会社でいえば取締役人事本部長、あるいは実力派の社長室長みたいなものでしょうか。  これでわかるのは、金正恩体制は大方の予想通りに、張成沢=李英鎬で仕切っていくということです。それで言うことを聞かんヤツは金正覚と禹東則が始末するぞ!ということですね。




金正日・北朝鮮総書記死去:告別式(その1) 集団指導体制へ布石 - 毎日jp(毎日新聞)

◇「国内安定」優先  

霊きゅう車には8人が付き添った。右側先頭を歩く正恩氏の後ろを金総書記の妹婿、張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長が占め、李英鎬(リヨンホ)軍総参謀長が左側先頭。小此木政夫・九州大特任教授(朝鮮半島政治)は「張氏と李氏が『二人三脚』で正恩体制を支えるというメッセージ。集団指導体制を暗示しているようにも見える」と分析する。  

重村智計・早大国際教養学部教授は、葬送の車列が錦繍山(クムスサン)記念宮殿前に到着した直後の場面にも注目する。呉克烈(オグクリョル)国防委員会副委員長が軍部の上位4人目に位置していたためだ。「李氏と呉氏が軍の実権を掌握しているのが分かった」という。  

孫崎享・元外務省国際情報局長も軍人の多さに着目し、「正恩氏は軍を前面に出して『先軍政治』の踏襲を強調した。葬儀委員会序列19番目に過ぎない張氏の重用は名実ともに正恩氏の後見人であることを示した」とみる。また、「告別式に外国からの弔問を受け入れなかったのは国内安定を優先する意思の表れ」と分析する。  

軍事アナリストの小川和久氏は「経済政策を重視する張氏を軸とする新体制が固まれば、あくまで軍部が許容する速度でだが、改革・開放路線が進められるだろう」と見通す。「正恩氏らは軍部に現実路線への理解を求めるのではないか。新体制と軍部との力関係は、来年4月の軍創設80周年式典で明らかにされるだろう」と推測した。



↑順当(?)な北朝鮮ウォッチャーたちの見方。




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