金総書記死去:北朝鮮で神秘現象? 体制への忠誠心競う - 毎日jp(毎日新聞)

北朝鮮で金正日(キム・ジョンイル)総書記死亡が発表されて以後、国営メディアを通じて、平壌市民らが激しく悲しんでいる様子が連日放映されている。一方、故金日成(キム・イルソン)国家主席の銅像近くでタンチョウヅルが長時間こうべを垂れたなどという「神秘現象」が各地で起きたとも報じられている。北朝鮮内では各地での金総書記が死亡した後の非日常性を強調することで体制への忠誠心の強さを競っているようだ。




こういう歴史的な出来事に出会うと如何に国家が神話を作り上げるかのやり方(手口)が観察できます。過去の歴史を見る際に参考になると思いますよ。北朝鮮だけではないでしょうから。

>ラヂオプレスによると、国営朝鮮中央放送は22日朝、北朝鮮側が総書記の死亡日とする17日朝、北朝鮮が「聖地」とする白頭山(ペクトゥサン)の天池(カルデラ湖)の氷が割れて大音響で湖畔を揺り動かし、激しい吹雪が起きた、と伝えた。死亡が発表された19日には、白頭山一帯の「正日峰」上空に「見たこともない赤い夕焼け」が発生したとした。22日の労働新聞(電子版)は、21日午前8時半ごろ、平安南道(ピョンアンナムド)の弔儀式場に一つがいのヤマバトが現れ、式場に入ろうとくちばしで窓ガラスをつつき続けた--と記述した。

さて現代において神話つくりに成功するでしょうか。世界的に災害が多く、マヤ暦の予言などもあるのでなんとなくオカルト主義的な雰囲気はあるのですが、うまく合致するのか、それともソーシャルメディアが神話にも打ち勝つのか、年末にかけて追っかけます。