G7:「数週間緊密に連携」…共同声明、介入や資金供給も - 毎日jp(毎日新聞)

日米欧の先進7カ国(G7)は8日朝、財務相・中央銀行総裁による緊急の電話協議を行い、米国債格下げや欧州の債務不安に伴う金融市場の混乱を回避するため、G7各国が緊密に連携し「金融安定化のためのあらゆる手段を講じる」とした共同声明を発表した。「今後数週間緊密に連絡を取り、適切な協力をし、金融市場の安定と流動性を確保する」ことも盛り込み、市場の投機的な動きをけん制。急激な円高を念頭に、為替相場の過度な変動に対してはG7で対応を協議し、適切に協力することでも一致した。  
ただし、声明には具体的な対策は盛り込まれず、欧米景気に対する市場の先行き不安を払拭(ふっしょく)するには力不足で、弱含みの市場の流れに歯止めをかけられるかは不透明だ。  

緊急の電話協議を行ったのは、前週末に米格付け会社が米国債の長期格付けを初めて引き下げたことで基軸通貨ドルの信認が揺らいだうえ、ギリシャに端を発した欧州の債務不安がイタリア、スペインに飛び火、世界経済の不安定要因になっているためだ。週明けの市場で株式などの暴落も懸念されたため、アジアの主要市場が開く前に声明を出した。




なんとかアジアの市場が開く前までに声明をだしたわけですが、どう反応したか?

G7共同声明:解説…具体策示さず残る火種 - 毎日jp(毎日新聞)

G7共同声明:市場、大きな混乱なく…東証一時200円安 - 毎日jp(毎日新聞)

週明け8日の東京株式市場は、米国債格下げや欧州の債務不安に伴う金融市場混乱と円高への懸念から、日経平均株価は後場に入って、前週末終値比で200円以上、値を下げ、3月18日以来約4カ月半ぶりに9100円を割り込んだ。幅広い銘柄で売り注文が先行する展開となった。8日早朝のG7の財務相・中央銀行総裁による緊急電話協議で各国の協調行動が確認されたが、市場の不安は容易に払拭されそうにない。ただ、外国為替市場の円高進行は限定的で、米国債格下げによる市場の大きな混乱はひとまず回避された




G7共同声明:枝野官房長官「取り組み歓迎」 - 毎日jp(毎日新聞)

枝野幸男官房長官は8日午前の記者会見で、日米欧の先進7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁がまとめた共同声明について「米国や欧州を含めた一連の取り組みを歓迎する。声明で示された措置を適切に実施することでマーケットが安定し、成長が確保されることを期待する」と述べた。




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