放射線:「除染急げ」 東京大アイソトープ総合センター長 - 毎日jp(毎日新聞)

「7万人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は一体何をやっているのですか!」。東京大アイソトープ総合センター長の児玉龍彦さん(58)が7月下旬、衆議院厚生労働委員会で国の放射線対策を厳しく批判したことが反響を呼んでいる。がん治療薬開発のかたわら、「行動する研究者」として福島県南相馬市で除染活動を続ける児玉さんに、政府がなすべきことを聞いた。【聞き手・青野由利論説委員】  

--今回の汚染はこれまでの考え方では対応できないと指摘していましたね。  

◆私たちの推計では、福島第1原発からの放射性物質の放出量はウランに換算して広島原爆20個分に上ります。しかも、原爆に比べて放射線の減り方が遅い。少量の汚染ならその場の線量を考えればいい。でも、総量が膨大な場合、粒子の拡散を考える必要があります。これは「非線形」という難しい科学になり、予測がつかない場所で濃縮が起きる。だから、稲わらによる牛肉のセシウム汚染や、お茶、腐葉土の汚染といった問題が次々出てくる。




医学の立場から誰も勇気を持っていわなかったことを、児玉先生は堂々と国会の場で証言しました。時にこぶしをあげ、声を震わせながら、事故の重大さと被害の大きさについて科学者としての良心で語り、政治の無策ぶりを糾弾しました。感動的でしたが、マスコミは無視。それでもTwitterやYouTubeで広がり、いまやネットでは話題の人物です。



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