北朝鮮砲撃:「挑発には必ず応分の代価」韓国大統領が談話 - 毎日jp(毎日新聞)

韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領は29日午前10時(日本時間同)青瓦台(大統領府)で北朝鮮砲撃事件に関する国民向け談話を発表した。李大統領は「民間人に向けた攻撃は反人類的犯罪」と断言し「今後、北の挑発には必ず応分の代価を払わせる」と述べ、厳しい対決姿勢を明確にした。  

李大統領は「国民の生命と財産を守ることができなかった責任を痛感する」と国民に謝罪し「住民が平和に暮らす島を無差別に砲撃した」「砲弾が落ちた場所からわずか十余メートル横では学生たちが授業を受けていた」と北朝鮮を糾弾した。  

さらに68年1月の北朝鮮ゲリラによる青瓦台(大統領府)襲撃未遂事件、87年11月の大韓航空機爆破事件などを挙げ「それにもかかわらず忍耐を重ねたのは、いつかは北朝鮮も変化するだろうという一抹の期待のため」と述べた。しかし核開発、哨戒艦沈没、延坪島砲撃と北朝鮮の挑発が続いたため「これ以上の忍耐と寛容はより大きな挑発を生む」と述べ、今後は「断固とした対応」を取ると宣言。「わが軍をより強力にするための国防改革をより強力に推進する」と国民に約束した。


本日、国民に向かって語りかけたものです。