北朝鮮:金総書記が米記者2人の恩赦命令 朝鮮中央通信 - 毎日jp(毎日新聞)

北朝鮮の朝鮮中央通信は5日、金正日総書記がクリントン元米大統領との4日の会談で、不法入国などの罪で拘束されている米国人女性記者2人に対し「特別恩赦を実施、釈放するとの国防委員会委員長としての命令を下した」などとする元大統領の訪朝結果に関する報道文を発表した。

 報道文はまた、会談で米朝間の諸懸案について「対話の方法で問題を解決することで見解一致がなされた」とし、元大統領が「両国間の関係改善方法と関連した見解を盛り込んだオバマ大統領の口頭メッセージを伝えた」と報じた。その上で元大統領の訪朝は、両国間の「理解を深め信頼を醸成するのに寄与するだろう」と評価した。

 2人の解放をめぐって、元大統領は金総書記に「深い謝罪の意」を表明、人道的見地から寛大に処遇し送還するよう求める米政府の要請を金総書記に伝達したとした。

 報道文は、元大統領一行が「4日から5日までわが国を訪問した」としており、元大統領は釈放される女性記者2人とともに5日中に帰国の途に就くとみられる。


当ブログではアジア系アメリカ人ジャーナリストが北に拘束された事件を最初から追いかけてきていました。


Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 8/5号 [雑誌]

金正日総書記はこれをカードに使ってくるだろうという読みどおりですが、アメリカもまた民主党政権らしく膠着した6者協議の打開のためのカードとして使ってきたわけです。

拉致事件をそそままにした日本政府との差が際立ちます。日本ではカーター外交も不人気、というか理解できなかったようですが、今回と同様、かなりの柔軟でねばり腰の外交政略です。

これからも反応を見ていきます。

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ありゃあ ↓


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