政府の資金投入や合併を通して資本強化してよいところが生き残るようになるのでしょうか。

Bloomberg/政府支援なら経営陣交代も 大統領報道官ら各行に意向 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

ギブズ報道官はホワイトハウスでの定例記者会見で、連邦政府支援を必要とする自動車メーカーや金融機関について、「米政府は現政権も過去の政権もCEO(最高経営責任者)や取締役のレベルでの交代を考慮してきた」と説明。経営陣交代を勧告したケースでは、政府は「状況を是正できる経営陣を配して、継続的な政府支援なしに長期的な経営存続を確実にしたい意向だった」と述べた。


このところ政府の介入を嫌って、動き出していますよね。前倒しでTARPで投入されたお金を戻すというニュースもありました。

Bloomberg/「債務超過行なく安心感」 ストレステスト結果で財務長官 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

7000億ドル(約69兆円)のTARP(問題資産購入計画)による援助資金の返済を求める銀行については、これを喜んで受け入れるとし、250億ドル以上の政府資金が今後半年から1年の間に返済されるとの見通しを示した。米証券大手のゴールドマン・サックスやJPモルガンなど、いくつかの銀行がTARP資金の早期返済を希望している。



Bloomberg/シティ、民間から増資模索 健全性不合格でも公的管理回避 - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

米金融大手シティグループは、米政府のストレステスト(健全性審査)で増資が必要と判断された場合、政府資金に頼る代わりに、民間資金による資本増強を図ることで、政府管理下入り回避を目指す公算がある。状況説明を受けた複数の関係者が明らかにした。




と思いましたが、「大き過ぎてつぶせない」という話もあるのですね。

Bloomberg/米銀行 つぶせる規模に分割を - FujiSankei Business i./Bloomberg GLOBAL FINANCE

FDIC(米連邦預金保険公社)のベアー総裁は4月27日に講演。この中で、政府は「大き過ぎてつぶせない(ツー・ビッグ・トゥ・フェイル)」規模の金融機関を許容する政策を転換し、破綻した金融機関を接収し規模を段階的に縮小するため新たな機関を設けるべきだと語り、銀行規模制限への支持を表明した。

 数十年間にわたった銀行買収の解体作業は、現在の金融危機が終息するまで待たねばならないだろう。最優先事項は、銀行の資本を増強し、融資を再開させることだ。それが達成できれば、政府は解体を追求できるだろう。政府の銀行の持ち分は向こう数週間で確実に増えるとみられている。