14万人の撤退を16ヶ月でと公約してきたオバマ大統領でしたが、おおかたの見方はその期間ではとても無理というものでした。
それが19ヶ月とわずか3ヶ月の撤退期限の延長なら上出来です。
その間にイラクの治安がどのように動くのか、不穏な動き、特にアメリカを刺激する動きがイラク内(なかでも政府部内)でみられます。
オバマ大統領の表からのメッセージと裏の草の根のルートからの工作というのが展開されていると思われますが、(希望的すぎるといわれるかもしれませんが)案外驚くほどの展開が今後期待できるかもしれません。
それを注意深くみていきたいと思います。注意深くというのは、小さな記事(場合によっては日本のメディアでは無視される)に現れる小さな変化を見過ごさないということです。議会での施政方針演説の抄訳が、次の日には早速インドネシア語とペルシャ語でwhitehouse.govに出るといった動きです。
クリントン国務長官のインドネシア訪問も意味は大きいでしょうね。中東の特命大使(イラクとアフガン担当)もバイデン副大統領の動きも注目です。