地球ビックリ箱 :子供劇団を支援するパレスチナ民兵元リーダー 国際 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

> 対イスラエル攻撃を指揮したパレスチナ武装勢力の伝説的リーダーが2007年夏から武器を捨て、故郷であるパレスチナ自治区ヨルダン川西岸ジェニンの難民キャンプで、子供劇団の支援活動をしている。ザカリア・ズベイディさん(32)は、「子供たちに夢を与えたい」との思いを胸に、“第2の人生”を歩み始めた。(ジェニンで 三井美奈)

上記のような記事がもっとあるといいですね。

>「自由劇場」は、2人の母親が「民族の対立を超えて、子供たちに表現の場を与えたい」と意気投合し80年代、ジェニン難民キャンプにあるズベイディ家の2階で、イスラエル人とパレスチナ人の子供たちを集め、演劇教室を始めたのが発端だった。

> 87年にインティファーダ(パレスチナ人の対イスラエル蜂起)が勃発(ぼっぱつ)以後、武力衝突が相次ぎ、イスラエル人の子供たちが来られなくなった。ズベイディさんは13歳のとき、イスラエル軍に投石して7か月収監され、20歳代の時には禁固7年の判決を受けた。だが、母は「イスラエルの占領は許せないけれど、ユダヤ人にも私たちの友人がいるのよ。人間は同じ」と息子に諭し続けた。

> その母は02年、イスラエル軍によるジェニン侵攻で、流れ弾に当たって死亡した。「武力闘争しか道はない」と決意を固め、同旅団に参加した。ユダヤ人入植地への銃撃、同国軍との戦闘を通じて、「ジェニンの指導者」はイスラエル、パレスチナ双方に名前が知られるようになった。7度も隠れ家を襲撃され、「撃たないと殺される。だから、先に撃つしかない」という毎日。「イスラエル人たちは、パレスチナ人を虫けらのように殺した。だから、彼らを殺したことに、今も罪の意識はない」と言い切る。

でもこれを読むとやはり複雑な心境になります。双方が武器を捨てることをしない限り、平和はやってきません。武器を鋤に代えと言う句が聖書にあったと思いますが、そういう日がくるのでしょうか。