FILCO
写真は私のFILCO FKB109J。ALPSの簡易軸を確認したところ。

 昨日バーチャルキーボードのことを調べていて、行き着いたサイトにQwerters Clinic がある。バーチャルキーボードが分解までしてあって、原理も実にわかりやすく書いてあった。それに感動したので、今日もたずねてみた。キーボードを自作するとか、メカニカルスイッチの付け替え までをやっていて、簡単に全部付け替えるのに5時間かかったと書いてあるではないか、しかも写真を見るとリード線が張り巡らされている。すごいの一言なのだが、役に立ったこともあった。
 実は私は、PC9801F2の頃からパソコンとは付き合ってきた。その頃からキーボードのタッチにはこだわりをもっていたのは確かだ。よく「黒檀でできたキーボードひとつを晒しに巻いて全国を流してみたいなどというようなことを口にしていた。今だったらUSBメモリーと手になじんだキーボードというところだろうか。
 そして前にオークションで手に入れたFILCOのFKB109Jというカチカチと小気味良い音を立てて入力できるメカニカルスイッチのキーボードを愛用している。今時PS/2接続なのだが、スペースもとらずに気に入っている。ただひとつ気になることがあった。キートップが少し「横揺れ」するのだ。ガタガタしているといってもいい。もっとも大抵のキーボードはそうだから使い続けていたが、Qwerters Clinicのサイトによると、Cherry製のスイッチを使ったキーボードはだたつきがないらしいことがわかった。
 早速FILCOのキートップをはずしてみた。案の定「ALPS」と書いてあり、しかも軸が白だ。これはALPS簡易軸といわれるもので、Qwertersの記述によると台湾製で偽物まであるというのだ。この簡易軸を同じALPSの緑軸に変えるとがたつきがなくなるようだ。
 そんなわけで自分のキーボードのダメさが証明されたわけだが、次ぎ探すときの基準ができた。絶対cherry製だ。しかも茶軸がいいらしい。どれにcherry製が使われているかはサイトで確認して欲しい、関心のある方はだが・・・。今普通に使っているキーボードは基盤一体型のメンブレンスイッチというもの。一年に一度くらい掃除をするときにキートップをはずしたことのある人も多いだろう。そう、あのぺこぺこしてぐにょぐにょしたものがメンブレンスイッチだ。メンブレンって膜のこと?QwertersってQuaterの間違いではなく、QWERTY配列からきているのは今日になってわかった。
 ついでに、バーチャルキーボード が売られているたのみこむ には20万円以上する木製キートップのキーボード(オール木製) が販売されている。もうじき6万円台のものも出来るらしく、先行予約販売している。