『小飼弾のアルファギークに逢ってきた』という本を読みました。コンピュータの世界でいうギークとはプログラマーに与えられる最高の尊称で、たとえばperlを作ったラリー・ウォールやLinuxのリーナス・トーバルズとかrubyのまつもとゆきひろさんなどを指します。実は小飼弾さん自身がperlの開発に深く関わるギークの一人なのですが、その小飼氏がいろいろな人にインタビューした本なのです。もともと雑誌の連載をまとめたもので来日の機会を狙ってインタビューしているので、その都度テンションの高いものになっています。短期間にやっつけで素人のインタビューアーがまとめたものとはひと味もふた味も違います。

ギーク

小飼弾のアルファギークに逢ってきた [WEB+DB PRESS plus] (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)

読み終わったので、中3になる私の息子の枕もとに置いておこうと考えていますが、要するにそんな本です。

私はその昔DOSの時代にデータベースソフトの桐でアプリケーションを作って販売していました。大学に進学する際に高校から厳封で提出される「調査書」の作成システムで高校毎に異なる課程を処理してオリジナルの調査書をつくるというもので全国の高校500校に販売しておりました。(そのおかげで学習指導要領には精通しておりました。)

その時代、ひとつのアルゴリズムを考えるために1日時間を使うというような生活を経験しましたので、もう一度あの世界に戻りたいという願望があるわけです。

こういう本を読むと改めて自分の中に眠っている情熱がなんであるのかを垣間見るようで、尋常ではいられません。

既に50を越えるとこの情熱はむしろ後輩達の教育に向かうわけで、その思いが息子の枕元に『小飼弾のアルファギークに逢ってきた』を置くという行動に向かわせるわけです。(笑)

なお日本のギーク達のサイトをまとめたリンク集 が「ギークなお姉さんは好きですか ーあなたにコンパイルされたい」の中にあります。合宿やってコンパイルしてみたい、なんてね。